米国オバマ政権は、
シリアに対して「限定的」軍事行動
を行なう最終調整に入っています。
シリアのアサド政権が
化学兵器を使用して、
多数の市民を無差別に殺害しており、
これは国際法違反に当たる
というのが米国政府の説明です。
これに対して、
米国務省の定例会見で
英ロイター通信の記者が
こう質問しました。
「アメリカが核兵器を使用し、
広島・長崎で大量の市民を
無差別に殺害したことは、
あなたの言う国際法違反
だったのか?」
この質問にハーフ副報道官は
むっとした表情を浮かべ、
「その質問は、
受け入れるつもりさえないですよ」
受け入れるつもりさえないですよ」
と、わけのわからんこと言って
無視したそうです。
無視したそうです。
国際法違反ではないという
理屈はどうやったって作れないから、
「そんな質問は聞かない!」
と、子供並みの対応で
逃げたのです!
アメリカがやり込められて痛快
と見た人もいるようですが、
私は『はだしのゲン』と一緒に
「アメリカのばかたれー!!」
と叫びたくなりましたね。
やっぱりあの作品全体に流れる
アメリカへの怒りは正当です。
終盤にイデオロギーが暴走してしまった、
全体から見ればほんの一部でしかない
箇所をフレームアップしたり、
「ソ連や中国の核をなぜ批判していないんだ」
などと頓珍漢な難癖をつけたりして
作品全体を否定したがる自称保守は、
結局、アメリカに対して怒りを持ちたくないと
思ってるんじゃないでしょうか?
それにしても、英国は攻撃参加を断念、
英国人記者はこんな質問を堂々とするし、
さすがイラク戦争に参加してしまった失敗を
無駄にはしていないようで、うらやましいですね。
アメポチ晋三政権は今ごろ、
どうやってアメリカのシリア攻撃を
正当化して、支持しようかと、
それしか考えていないはずですから。